平成28年度から始まる「住宅・ビルの革新的省エネルギー技術導入促進事業費補助金ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)支援事業」というものがあります。
「ZEH」とは、住宅の断熱性能や省エネ性能を向上した上で、太陽光発電システムなどの設置により、年間の一次エネルギー消費量を±0にする住宅のことです。
*一次エネルギー消費量:暖房・冷房・換気・照明・給湯の為に使われるエネルギー量
つまり、住宅で消費するエネルギー量を、太陽光発電など自家で創電するエネルギー量と同じか、少なくする住宅のことを「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」と言います。
ZEHには国から補助金が支給されることになっており、今月から説明会が始まっています。
ビルダー登録制に変わる補助事業
補助金が支給される住宅の要件については、これまで似たような補助制度がありましたが、少し変わります。
新築工事やリフォーム工事に係わる会社は事前に登録が必要になりました。
新しく始まるこの制度を「ZEHビルダー制度」と言います。制度の概要は次の通りです。
- 対象とする事業者
- 登録要件を満たすハウスメーカー、工務店、建築設計事務所
- ZEHの割合
- 2020年度において年間の工事実績の50%以上がZEHとなること
- 報告の義務と公表の同意
- 2020年度までは毎年の実績を経済産業省に報告し、一部の公表に同意すること
- ZEH実績報告事項
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- ZEHの割合
- 住宅建築件数(全体)
- 建築件数(ZEH)
- 建築件数(Nearly ZEH)
- 外皮性能の分布(任意)
- ZEH普及に向けて行った取り組み内容
この制度の実施団体である「一般社団法人 環境共創イニシアチブ」では、ZEHの専用HPを公開していますので、補助事業の詳細については、平成28年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業をご覧ください。
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