住宅リフォーム工事のトラブルは相変わらず多いものです。
今日はそのようなリフォーム工事に係わるトラブルを未然に防ぐ方法がテーマです。
リフォームのトラブルは工事内容の詳細が不明なままの契約が原因
リフォーム工事は新築工事と違い、設計図面がないことがトラブルの原因の一つです。
新築工事は“建築確認”が必要ですので、必ず図面があり工事は図面に従って行われます。しかしリフォーム工事では、一定規模以上の増築を除いて“建築確認”は必要ありません。工事金額が数百万円という規模の工事でも図面が無いという事例はたくさんあります。
図面は工事内容を工事業者に正確に伝える手段ですが、施主と施工者が工事内容を互いに確認する為の手段でもあります。
リフォーム工事では図面以外の方法で工事内容を確認することも可能ですが、やはり図面があった方がより理解ができるというものです。
図面と仕様書がセットで工事内容を確認する
図面に書き込むこともありますが、図面とは別に使用する材料・部材の規格やグレードなどを一覧表にしたものを“仕様書”と言います。
部屋ごとに床・壁・天井の仕上げを書いたものを“仕上げ表”と言いますが、住宅設備機器などの一覧表なども“仕様書”の一種です。
図面を含めて書面に文字で書かれたもので工事内容を確認することが、トラブルを防ぐにあたってとても大切なことです。
工事見積書の隅々まで見て疑問点を残さない
『穴が明くほどよく見る』という言葉がありますが、見積書はそんな気分でよ~く見るべきです。
書いてある内容が理解できるもの、出来ないものがあると思いますが、理解できないものについては、徹底的に説明を受けましょう。
そして、業者側が説明をする際にはスケッチなどを書いたりします。そのようなメモやスケッチの類は保管するようにします。
『そのスケッチもらっていいですか』と聞けば、ダメと言う業者はいないはずです。もしダメと言ったらその業者は信用できないと考えた方がよいでしょう。
工事見積は1社からでは無く複数の会社から見積もりを
悪質なリフォーム業者に工事を依頼することを防ぐには、複数の会社に見積もりを依頼するのが最も確実な方法です。
1社だけでは『なにかおかしいな?』と思うことがあっても、「これが一般的です!」などと業者に言い切られてはどうしようもありません。
複数の会社から見積もりをもらうようにすると、各社の見積の仕方の違いとか質問に対する受け答えなどから、信頼できそうな会社のチェックポイントがなんとなく分かってくるものです。
最近は顔を合わせることも無く、インターネットで見積を複数社からもらえるようにできるサイトなどもありますが、そのような場合でも、疑問点などメールでやり取りしていると、おかしな業者はボロが出てきて、自然と信頼できそうな業者が絞れてきます。
複数社からの見積は絶対必要なことです。
ネット経由で見積もりを複数社からもらえるサイト
インターネットで見積もりを一括して複数社からもらえるサイトは、現在たくさん見かけるようになりましたが、当サイトでは2013年2月から50万人が利用!利用者数No.1のリフォーム会社選びサイト「ホームプロ」と提携し、サイト内で紹介しています。
「ホームプロ」を紹介して感じることは、「ホームプロ」に見積依頼をして工事契約に至る割合が非常に多いという印象を持っています。
おそらく、見積提出後のフォローなどを通して、工事業者の姿勢がインターネットでも、ユーザーにきちんと伝わっているんだなと思っています。
リフォーム一括見積サービスサイトとして、最も歴史のあるサイトですし、登録している業者の審査が厳しいので、しっかりした会社ばかりが揃っているのだろうと思います。
見積はもちろん無料ですし、営業の電話が来るようなこともありません。
納得できなければ契約する義務もありませんので、安心して複数の会社から見積もりをもらって下さい。