近代建築の巨匠と言われた3人の建築家がいます。
フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ
20世紀の建築界をリードしたこの3人の巨匠は、欧米と日本の建築家たちへ多大な影響を与えました。
fanswars
ホテル・アパートメント・オフィスビル・公共建築などのパブリックな建築はもちろん、住宅においても先駆的な作品を発表し、現代の住宅建築にもそのデザイン要素が、いろんな形で受け継がれています。

特に、最近(ここ20年ぐらい)の軽快なデザインの住宅は、ミース・ファン・デル・ローエの遺伝子が再現されているように思います。

ミースの代表的な住宅作品として有名なのが、ファンズワース邸です。
アメリカイリノイ州のフォックス川に面して建つ鉄骨造の平屋。
壁面がほとんどガラスで覆われ、ミースの概念であるユニバーサルスペースを表現した住宅です。

この作品は完成後、施主であるエディス・ファンズワース女史はこの住宅に住むことはありませんでした。
建築費が当初よりも大幅に増額されてしまい裁判で争うことになったからです。
また、生活するには不便だったのかも知れません。

時に建築家は施主の生活を無視したような作品を造ることがあります。
そのことがいいのか悪いのか、第三者が勝手なことを言っても無責任なだけです。

ただ、リフォームを依頼される物件の中には『デザインはいいんだけど、生活しづらくて・・・』と嘆いている施主に、これまで少なからずお会いしたことは事実です。


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